ユーザーがプロンプト(呪文)を提示すれば、スピーディーに回答してくれるAI。
中でも、画像生成AIは今やSNS、Webサイト、アニメなどで使用される画像の制作からビジネスにおける業務効率化やモノづくりの現場での応用まで、あらゆるシーンで導入が進んでいます。
今回は、個人利用におすすめの画像生成AIツールを15個紹介します。
生成画像のクオリティはもちろん、利用前に確認しておきたいコスト面や商標利用の可否についても触れています。
これから、画像生成AIツールの利用を検討している方は、ぜひ役立ててください。
まずは、画像生成AIのおすすめツールを解説します。

画像生成AIとは

画像生成AIとは、ユーザーが入力したテキストやデータを基に自動で画像を生成したり、提示された要素を取り入れて新しく画像を生成したりすることができる最新技術のことです。
すでに学習済みのAIを活用することで、ユーザーが思い描いているデザインやクオリティにより近い画像を自由自在に生成できるとして、クリエイティブな分野にとどまらず、多岐にわたって導入が進んでいます。
主に、以下の3つに分類されます。
- テキスト→画像生成
- 画像→画像
- 画像拡張、置き換え
画像生成AIツールの中には、プロンプト(呪文)を入力すれば、リアルタイムで画像を生成できるツールもあり、人間がイチから考えるよりも作業の効率化が図れるため、人手不足で悩む現場にとって大きな味方になる可能性も大いにあるでしょう。
現段階の技術力では、すでに実際の画像と画像生成AIツールで作成した画像の見分けがつかないといった声もあるほどです。
画像生成AIが積極的に活用されている領域にはWebデザインやアニメーション、医療現場での画像診断、ゲーム開発などがあり、さらなる発展が期待されています。
こちらは、画像生成AIツール「YouCam AI Pro(無料プラン)」で生成した画像です。

テキストから画像生成した際、以下のプロンプトを入力しました。
以下の制約に従って画像を生成してください。
制約:①日本のアニメ風を模した画風にしてください
②女子高生が犬を触っているイメージで生成してください
たったこれだけの指示で画像が作成できるんなんて驚きです。
画像生成AIの特徴

画像生成AIは、画像作成において専門的な知識やスキルがなくても、イメージしたものに近い画像を生成可能です。
この画像生成AIを活用することで人材不足の解消やコスト削減、業務効率化、新たな発想への気づきなど、さまざまなメリットが期待できると言われています。
個人の場合、複数の画像生成AIツールを使いこなせるようになれば、これまで難しいイメージを持たれやすかったクリエイティブ分野への参入障壁も一気に低くなるわけです。
そうなれば、趣味感覚で画像生成を始めて、いずれは副業としてスモールビジネスの展開も視野に入れる可能性が誰にでもあるということになるので、人生そのものが変わってくるかもしれません。
画像生成AIは、ツールごとに生成する画像に得意、不得意があります。
それぞれのツールの特徴を理解した上でロゴ制作やアニメ制作(動画)、似顔絵、絵本など、活用の幅を広げてみるといいでしょう。
それでは、実際に使いやすいおすすめの画像生成AIツールを紹介します。
画像生成AIおすすめツール15選

いざ、画像生成AIツールを選ぼうと思っても、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
以下の画像生成AIおすすめツール比較表も参考にしながら、ご自身に合ったツールを選んでみてください。
画像生成AIおすすめツール15選比較表
| サービス名 | 料金 | 特徴 | 商用利用可否 | 公式サイト |
| Domo AI | 無料、有料 | ・画像、動画からアニメーションを自動で生成 ・ジブリ風動画を作成可能 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 | Domo AI |
| ImageFX(イメージエフエックス) | 無料 | ・テキストを基に自動で画像を生成 ・リアルな人物画像 ・Googleアカウントで登録可能 | 商用利用可能 ・規定要確認 | ImageFX |
| Canva AI | 無料(回数制限あり) | ・テキストを基に自動で画像を生成 ・複数の機能を利用可能 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 ・規定要確認 | Canva AI |
| Microsoft Designer(マイクロソフトデザイナー) | 無料 | ・テキストを基に自動で画像を生成 ・AIモデル「DALL-E 3」を利用 ・マイクロソフトアカウントで利用できる | 商用利用可能 | Microsoft Designer公式サイト |
| Stable Diffusion(ステイブルディフュージョン) | 無料 | ・テキストを基に自動で画像を生成 ・アニメから人物がまで幅広く対応 ・作成数無制限 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 ・基本的には、生成した画像に権利は発生しない(※学習モデルによる) | Stable Diffusion公式サイト |
| DALL・E3(ダリスリー) | 無料 ※生成枚数に制限有 | ・テキストを基に自動で画像を生成 ・アニメから広告デザインまで幅広く対応 ・生成後の画像に追加指示も可能 | 商用利用可能 ※GPT-4o上で生成した場合 ※OpenAIの規約に基づく | DALL・E3公式サイト |
| Gork(グロック) | 無料、有料 | ・チャットボット ・Xで投稿した画像を直接AIで編集可能 | 商用利用可能 | Gork公式サイト |
| Dream by WOMB(ドリーム バイ ウォンボ) | 無料、有料 | ・テキストを基に自動で画像を生成 ・アートスタイル(雰囲気)を選択できる ・ポスターからアニメ風まで幅広く対応 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 ・無料版の場合は透かしが入る | Dream by WOMB公式サイト |
| YouCam AI Pro | 有料、 1週間は無料で利用可能 | ・テキスト、写真、画像を基に自動で画像を生成 ・置き換え可能 ・萌えアニメ画像が作成できる ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 | YouCam AI Pro公式サイト |
| Adobe Firefly | 無料 ※5回目以降は有料 | ・テキスト、画像を基に自動で画像を生成 ・画像拡張機能搭載 | Beta版での生成の場合は商用利用不可 | Adobe Firefly公式サイト |
| Leonard AI(レオナルド エーアイ) | 無料、有料 | ・テキスト、画像を基に自動で画像を生成 ・豊富な選択肢からモデルが選べる ・出力時の画像サイズを設定できる | 商用利用可能 | Leonard AI |
| Fotor | 無料、有料 | ・アニメ風の画像生成も可能 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 ※有料プランのみ | Fotor公式サイト |
| MyEdit | 無料、有料 | ・テキスト、画像を基に自動で画像を生成 ・AIによる自動画像編集機能搭載 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 | MyEdit公式サイト |
| SeaArt | 無料、有料 | ・テキスト、画像を基に自動で画像を生成 ・スマホ(iOS/Android)対応 | 商用利用可能 | SeaArt |
| Midjourney(ミッドジャーニー) | 有料プランのみ | ・テキストを基に自動で画像生成 ・Discord(ディスコード)のチャットルーム内で利用可能 | 契約プランおよび規定を満たした場合のみ商用利用可能 | Midjourney公式サイト |
(1)Domo AI

Domo AIは、DOMOAI PTE. LTD.が提供している画像生成AIツールです。
特に、動画や画像をアニメーションに転換できる技術レベルの高さが評価されており、画像生成の際に必要な機能が充実しています。
日本でも、ジブリ風動画が簡単に生成できると話題になったので、知っている方もいるかもしれませんね。
無料プランも利用できるものの、生成物に透かしが入ります。
商用利用を考えている方は有料プランがおすすめです。
プロンプトを作成し、Domo AIで生成した画像も紹介しますので、参考にしてください。
・生成された画像

・使用したプロンプト
冬の静かな田舎の風景、一面に広がる雪に覆われた田畑、遠くに低い山々、木造の古い民家が点在している、雪をかぶった屋根、細い田舎道、冷たく澄んだ空気、薄曇りの冬空、柔らかな自然光、静寂を感じさせる雰囲気、写実的、フォトリアル、高解像度、細部まで精密、自然な色調、プロフェッショナルな風景写真、8k
(2)ImageFX(イメージエフエックス)

ImageFXは、違和感のない人物画像の生成を得意とする画像生成AIツールです。
従来の画像生成AIツールで生成した画像の多くは、人物画像を生成するとなると、どこか不自然な点が多いのが課題でした。
同ツールは、長文や複雑なプロンプトでも正確に読み取り、忠実に再現しやすいと定評があります。
Googleアカウントを持っていれば無料(※条件有)かつ商用利用もできるので、人物画像の生成の際は試してみてもいいかもしれません。
以下は、実際にImageFXを使って生成した画像です。
・生成した画像

・使用したプロンプト
リアルな若い女性、日本人、自然な表情、整いすぎていない現実的な顔立ち、健康的な肌質、自然な肌の質感と毛穴、リアルなライティング、柔らかな自然光、ナチュラルメイク、写実的、フォトリアル、超高解像度、細部まで精密、実写写真風、プロフェッショナルなポートレート、85mmレンズ、浅い被写界深度、自然な色合い、8k

(3)Canva AI

Canva AIは、デザインソフトCanvaに搭載している機能の一つです。
テキスト入力だけで画像が生成でき、生成された画像の編集にも対応しています。
同ツールは直感的な操作ができるので、AIツールに慣れていない方でも安心して使えるのもうれしいポイント。
フィルターやエフェクト加工の種類も豊富で、イメージに近い画像を生成できます。
背景削除やテキスト切り抜きなどの機能を使用したい場合は、有料プランを契約しなければいけません。
Web版とアプリ版の2つが用意されています。
Canva AIを使って、生成した画像がこちらです。
・生成された画像

・使用したプロンプト
アニメ風の子猫、丸くて大きなキラキラした瞳、明るく優しい表情、ふわふわの毛並み、少し微笑んでいるような顔、可愛らしいデフォルメ、柔らかく暖かい色合い、パステルトーン、クリーンな線画、高品質なアニメイラスト、細部まで丁寧に描かれている、癒し系の雰囲気、背景はシンプルで明るい

(4)Microsoft Designer(マイクロソフトデザイナー)

Microsoft Designerは、OpenAIの「DALL・E3」を活用して画像生成できる無料ツールです。
マイクロソフトアカウントを持っていれば、ブラウザ上で利用できます。
画像生成時にAIがデザインプレートを自動で提案してくれるため、作成工程でイメージに近い画像を生成しやすいのもポイント。
日本語にも対応しています。
(5)Stable Diffusion(ステイブルディフュージョン)

Stable Diffusionは、Stablility AI社が提供するAI画像生成ツールの代表的なサービスです。
ユーザーが入力したテキストの内容(英単語で区切った単語)を基に、ハイクオリティな画像を自動で生成できます。
アニメから人物画まで、幅広いジャンルに対応しています。
アルゴリズムの理解やプログラムコードの入力は不要。
生成AIツール初心者でも、安心して利用できる仕様になっているのも魅力です。
ローカル版とWeb版、2パターンから自分に合った環境を選択できます。
また、回数無制限で利用できるため、複数の画像を生成AIで作成したいと考える方にもおすすめです。
一部例外はあるものの、原則として同ツールで生成した画像に所有権は発生しないとしており、商用利用できる点も多くの人から選ばれる理由でしょう。
(6)DALL・E3(ダリスリー)

DALL・E3(ダリスリー)は、ChatGPTで知られる企業OpenAIが提供する画像生成AIツールです。
アニメからビジネス向けの画像まで、幅広いジャンルの画像生成に対応可能。
生成した画像に追加で指示ができる点は、他の画像生成AIにはない魅力だといえるでしょう。
ChatGPTの有料プランに契約していれば、無料で利用できます。
OpenAIの規約に基づき、GPT-4o上で生成した画像に限り商用利用可能です。
(7)Gork(グロック)

Gorkは、x AI 社が提供するチャットボットです。
同ツールは、X(旧Twitter)上に投稿された内容をリアルタイムで取り込みながら回答できるため、常に最新の情報を求めているユーザーを中心に高い評価を得ています。
もちろん、プロンプトを入力すれば、画像生成や編集もできます。
Xの利用頻度が高い方、ユニークな会話で気軽にやりとりしながら活用できるツールを探している方にはおすすめです。尚、1月9日よりX上での画像生成・編集は有料会員のみとなった点には注意が必要です
(8)Dream by WOMB(ドリーム バイ ウォンボ)

Dream by WOMBは、スタートアップ企業WOMBO社が提供する商用利用可能な画像生成AIツールです。
テキスト入力したプロンプト次第で、ポスターからアニメ風までさまざまなタッチの画像を生成できます。
画像の雰囲気を選択できるアートスタイル機能も搭載。
有料版なら、80種類超えのアートスタイルの中からイメージに近いものを指定できるため、生成物にこだわりたい場合は有料版がおすすめです。
なお、プロンプト入力に限り、日本語に対応しています。
(9)YouCam AI Pro

YouCam AI Proは、1枚の画像から動画が作れると話題の画像生成AIサービスです。
テキストでキーワードを入力して作成したいスタイルを選択する、あるいは画像をアップロードするだけで、萌えアニメ画像が生成できるのもポイント。
ワンタップで写真をイラストに変換できる機能もあり、SNSなどに投稿する画像をスピーディーに作りたい場合にも役立ちます。
また、写真の一部を置き換えも可能で、イメージに近い画像を再生成する時間削減もできます。
Web版とアプリ版の2つが用意されています。
無料期間は1週間のみとなっています。
(10)Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、ソフトウェアの開発・提供を手掛けるAdobe社の画像生成AIツールです。
テキスト入力はもちろん、画像からの生成にも対応しており、操作性も抜群。
Adobe社が手掛ける他のソフトとの連携もでき、日本語にも対応しています。
搭載するAIには自社が保有する膨大な素材データを学習させていることもあって、法的トラブルのリスクは低いと言われています。
なお、Beta版を使って画像を生成した場合は、商用利用できません。
利用するには、Adobeアカウントが必須となります。
(11)Leonard AI(レオナルド エーアイ)

Leonard AIは、Stable Diffusionをベースとする画像生成AIツールです。
テキスト、画像から画像生成、静止画からアニメーションを生成、特定ポーズの反映と多機能で、高品質の画像生成に対応しています。
同ツール搭載の翻訳機能「Prompt Generation」を利用すれば、日本語から英語にプロンプトを翻訳可能。
さらに、入力したプロンプト(単語)を長文に変換し、より細やかな指示が出せるのもポイントです。
(12)Fotor

Fotorは、世界的な画像編集プラットフォームです。
AI画像ジェネレーターを起動してプロンプトを文章で入力すれば、短時間で画像を生成できます。
他にも、画像編集機能として、AIアート効果、トリミング、明るさの調整など搭載機能も豊富です。
ブラウザ版、アプリ版が用意されています。
(13)MyEdit

MyEditは、画像生成AIもできる画像編集・画像加工ツールです。
生成した画像は、動画にも変換できるので活用の幅も広がります。
縦横比やスタイルを指定して画像生成できるので、画像制作にこだわりたい場合にもぴったりです。
画像はAIが自動編集もできるので、効率重視で編集作業を進めたいシーンでも役立つでしょう。
ダウンロード不要で、ブラウザ上で利用できます。
(14)SeaArt

SeaArtは、高クオリティな画像生成と充実した機能性を持ち合わせた画像生成AIツールです。
Stable Diffusionの技術をベースにしていて、ブラウザ上で利用可能。
無料プランの場合、最大4,500枚の画像生成できるので、コストを抑えながらまとまった枚数の画像を生成したい方にはぴったりです。
Easyモードといって、ツールを使い慣れていない方でも少ない設定で画像生成できる機能も搭載しているので、手始めに使ってみたい方は利用してみるといいでしょう。
(15)Midjourney(ミッドジャーニー)

Midjourneyは、AI研究所が提供する画像生成AIツールです。
コミュニケーションアプリDiscord(ディスコード)のチャットルーム内、またはブラウザ上でテキストを入力することで、自動で画像を生成できます。
ハイスピードでの画像生成が可能で、安定した生成スピードを求める方も満足できるレベルに仕上がっています。
すでに紹介した「Stable Diffusion」と比較されやすいツールですが、芸術性やUIの操作性の高さで見るとMidjourney一択。
DiscordアプリとWeb、どちらからでも利用可能。
以前は無料で利用できるプランもありましたが、現在は有料プラン(全4種類)のみとなっています。
無制限で画像を生成したい場合は有料にはなりますが、Standardプラン(月額30ドル)以上のグレードで検討しましょう。

次からは、画像生成AIでプロンプトを作成するポイントを紹介します。
画像生成AIでプロンプトを作成するポイント

画像生成AIで自分のイメージに近い画像を生成するためにも、プロンプトの作成ポイントを押さえておきましょう。
以下の内容を取り入れながら、プロンプトを作成することで満足度の高い画像を生成しやすくなります。
- ChatGPTにプロンプトを作ってもらう
- イメージしているものの色や状態、大きさをできるだけ細かく指定する
- 画像の構図や視点、カメラの距離など複数を組み合わせる
- タッチや描写スタイルを具体的に指定する
なお、画像生成AIツールによっては、日本語に対応していないものもあります。
その場合は、英単語を入力していくことになるので、英語が苦手な方は日本語対応のツールを使うことをおすすめします。
自身でプロンプトを作成するのが難しいと感じる場合は、ChatGPTにサンプル画像を投げてプロンプトを抽出してもらうこともできるので、試してみるといいでしょう。
続いては、画像生成AIツールの選び方を紹介します。
画像生成AIツールの選び方

一口に、画像生成AIツールといっても、複数あるのでどれを選べばいいのか分からないと悩んでいる方もいるでしょう。
その場合は、以下の3点を基準にして選んでみることをおすすめします。
- 使いたい機能で選ぶ(日本語対応かどうかなど)
- 料金で選ぶ(無料・有料)
- 商用利用の可否で選ぶ
画像生成AIツールの中には、さきほどお伝えしたとおりで、英単語でテキストを入力しなければいけないものもあります。
英語が苦手な方は、ツール導入前に日本語に対応しているかどうか確認する必要があるでしょう。
また、画像生成AIツールを使って画像を生成後、SNSに投稿したり、クリエイターとして副業したりしたいと考えている場合は、商用利用できるものを選びましょう。
次からは、画像生成AIツールを使う際の注意点を見ていきます。
画像生成AIツールを使う際の注意点

すでにお伝えしたとおりで、画像生成AIツールを使うメリットは複数あります。
一方で、慎重に活用しないと詐欺などのトラブルにつながる可能性もあるため注意しましょう。
ここでは、画像生成AIツールを使う際の注意点を見ていきます。
商用利用の可否を確認する
画像生成AIツールは、全体として商用利用できるものが多いと言われています。
ただし、中には、DALL・E3(ダリスリー)のように、同ツールでも有料プランのみ商用利用可としていたり、特定の条件下では商用利用できないとしていたりするケースもあるので要注意です。
AIのことをよく知らないままツールを使ってしまうと、思いもよらないことで法律に違反してしまうかもしれません。
日本でも、AIに関連した法整備が進む中、文化庁は令和6年3月15日に「AIと著作権に関する考え方」を公表しました。
気になる方は、上のリンクからPDFを確認してみてください。
この文書では、以下の3つのリスクについて説明してあります。
- 生成AIの学習・開発段階による著作権侵害のリスク
- 生成AIの生成・利用段階による著作権侵害のリスク
- 著作物性(人間が創作的表現といえる加筆・修正を行うこと)に付随するリスク
参考:『AIと著作権に関する考え方』文化庁
この機会に生成AIについて、理解を深めたい方にとって有益な内容になっています。
画像生成AIツールによっては、利用規約やガイドラインが不明確なものもあります。
面倒だからと後回しにしてしまうと、思わぬところでトラブルにつながる可能性もあるので確認を怠らないようにしてください。
生成物の品質を維持する難しさ
画像生成AIを活用すれば、誰でも短時間でイメージに近い画像を簡単に生成できます。
一方で、AIは人間の手で作成した画像に比べると品質が低くなってしまうことも多々あり、対策を講じる必要があります。
例えば、細やかな部分におけるズレや文字やロゴの誤った表記、不自然な陰影などです。
特に、画像生成AIツールを使った人物画像の生成は精度が低いと言われています。
手の指が1本多い状態で生成されたり、顔と身体のバランスが悪かったりといった課題が多くあることも知っておきましょう。
生成AIの不得意な部分を正確に把握して、できるだけAIではなく人間が対応したり、再度プロンプトを入力して異なるアレンジに仕上げてみたりと、その都度、人の手を加えることで生成物の品質を保ちやすくなります。
また、生成物をリリースする前に法的問題はないのか、細かく確認することも大切です。
続いては、画像生成AIツールの登場により拡大している事例をいくつか見ていきます。
画像生成AIツール悪用による詐欺被害の事例

最近になって、画像生成AIツールを悪用した事例が増えています。
ここでは、実際に起きた例をいくつか皆さんに紹介していきます。
事例①虚偽の画像を作成してクレームをつけるユーザー
こちらは、X(旧Twitter)に投稿されていた事例です。
世界最大規模のマーケットプレイス「eBay(イーベイ)」で投稿者が商品を販売したところ、購入者から以下のような連絡があったのこと。
今回のように、クレームを受けたユーザーが送られてきた画像を見て「何かおかしい」と自分で気づける場合はトラブルを未然に防げるので問題ありません。
ただし、生成AIで作られた画像だと気づかない場合は、本当に何らかのトラブルが起きてしまったと判断してしまい、クレームとして処理して迅速な対応を迫れるという事態に陥ってしまうわけです。
悪質ユーザーのターゲットにされないためにも、画像生成AIの技術を悪用する人がいることは知っておきましょう。
事例②ほっこり動画が実はAIだったとバレて炎上
こちらも、Xで投稿された事例。
動画の内容としては、心温まる内容で映画と同レベルの映像の美しさと高評価も多かったのですが。
実際は、YouTubeの動画を無断転載していたことが明らかに。
リスクある手段で「いいね」を集めるよりか、画像生成AIを使ってオリジナル動画を配信したほうが安全なのは言うまでもありませんね。
事例③人気グッズの量産で本物かどうか区別しにくい
ネットショッピングやフリマを中心に、活発な取引が目立つキャラクターグッズ。
こちらの投稿をご覧ください。
画像生成AIで誰でも簡単に量産できてしまう手軽さに目を付け悪用すると、取り返しのつかないようなトラブルに発展するリスクがあることも忘れないでください。
まとめ:画像生成AIを使ってアイデアの幅を広げよう
画像生成AIツールの登場により、従来であれば膨大な時間と手間、費用がかかるとされていたクリエイティブ領域を中心に、業務効率化やアイデアの発見など、現場でもあらゆる変化が見られるようになりました。
プロンプト作成のコツさえ押さえれば、特別な専門的なスキルや知識がなくても画像生成できてしまう手軽さが、時に悪用されて先ほどお伝えした事例のような詐欺などのトラブルに発展したり、権利関係の法的リスクにつながったりすることは、しっかりと理解しておきましょう。
また、ツールによってはブラウザ上のみで利用できるもの、スマホアプリをインストールして利用するものなどさまざまなので、導入検討時にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
今回紹介したおすすめの画像生成AIツールも参考にしながら、自分に合ったツールを選んでみてください。


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